日本の謎は「地形」で解ける 文明・文化篇 竹村公太郎著

河川行政に長年携わってきた著者が、「地形」などから歴史の考察を行っています。

普通に読んでも興奮する内容がたくさんあって、生きている内に出会えて良かったな、と感じてしまった数少ない本です。

 

そんな中、更に心振える展開になるとは思いもしませんでした。

1つ目は、日本人がモノを小型化する性向について。

うちわを扇子にし、ステレオをトランジスタラジオにし、すぼめられる傘は2段にも3段にも折りたたんでしまう日本人。日本という国土特有のコンパクト至上のものの考え方が骨身に染みて、いろいろ小型化して発展させてきた日本人。

このシバーリング風力発電も大きな発電設備を小さくし、設置場所に縛られず、むしろ風況の良い場所に移動して効率が良い発電を行うという付加価値を与えることができる。自分にも日本人の性向が発揮できるかもしれないこのアイディアでひとり興奮しました。

 

2つ目は、本の最後にあった今後の日本とエネルギーについて

100年も前、日本を訪れたグラハム・ベルが「日本は恵まれた環境を利用して、将来さらに大きな成長を遂げる可能性がある。」『ナショナルジオグラフィック』より抜粋)と東京での講演で述べていた、とのこと。

日本の地形と気象こそが、無限のエネルギーの宝庫である、とベルは見抜いていたのだ、と著者は記しています。

ここから導かれる私の方向性は本書とは異なりますが、日本の持つ広い海と吹いている風についてもエネルギーの宝庫と言えると考えます。

勝手な解釈ながら、日本のエネルギーの可能性について後押ししてもらったみたいで、また興奮しました。

 

歴史への興味から読み進めていた本で、まさかこのような出会いがあるとは思いもしませんでした。

考える、って楽しい。興味を持って過ごしていると物事はあちらからやって来てくれる。

最近そう感じることが多くなってきました。